【不渇の井戸】(三重県の水場)津市江戸橋2丁目 大正13年完成の土木遺産・今も実験農場の灌漑設備で活用されている 直径9mの大井戸

 

[名称] 不渇の井戸(ふかつのいど)
[場所] 三重県津市江戸橋2丁目
[言い伝え・概要] 三重大学医学部付属病院付近にある井戸史跡。三重大学の前身である三重高等農林学校の実験農場で利用され、現在も灌漑用水として稼働している。

大正13年に完成したこの井戸は、毎時72㎡の真水を供給し、長年にわたって農場に十分な水量を確保してきたことから、いつしか「不渇の井戸」と呼ばれるようになった。

井戸の直径は約9mで、コンクリートは全て人力で練られたという。94年経過した今も頑丈な作りはそのままに、常に水をたたえている。

平成28年度土木学会選奨土木遺産に認定。

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出典 津市(PDF)