【紙漉座清水】(秋田県の湧水)仙北郡美郷町六郷白山 大正時代まで和紙作りに使われていた 石垣積みの澄んだ湧水池

[名称] 紙漉座清水(かみすきざしみず
[場所] 秋田県仙北郡美郷町六郷白山25
[言い伝え・概要] 「新山堂清水」が古名。

辻家の前にあり、以前にはハリザッコ保護清水の一つであった。
日当たりがよく、水も澄んでいる。

大正の初めまで、ここの水を利用して紙が漉かれていた。近所の畑に植えられていたコウゾ(和紙の原料)で生紙が漉かれ、半紙・雁皮・土佐びき・奉書・巻紙などの生産があった。

宝暦4年(1754)秋田藩が初めて銀札を発行したとき、六郷の京野(現鷹觜)与四郎、栗林八郎兵衛家が札元となり、コウゾ作った和紙を貼った厚紙で作るため大量の和紙が必要だった。そのために紙漉座清水という。

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出典 美郷町