【柳の水】(山口県の湧水)山口市滝町 最後に残った山口三名水 六百年続く甘く柔らかい茶席の水

[湧水の名称] 柳の水(やなぎのみず)
[場所] 山口県山口市滝町11
[言い伝え・概要]

柳の水

柳の水」は、茶の湯として有名な「京都三名水」にちなんで大内時代に名づけられた「山口三名水」の一つで、お茶席に使う水として名実共に当時を代表する名水でした。

現在他の二箇所の名水(「朧(おぼろ)の清水」、「藤の水」)はすでに枯れており、かつての姿は留めていません。

唯一この「柳の水」だけが今もなお六百年絶えることなく清水を沸き出し続けています。その水は柔らかく、甘く、四季折々の自然の中でさまざまな味わいを魅せてくれます。

大内時代からこれまでの長い歴史の時間に思いをはせながらこの清水をゆっくりと味わっていただけましたら幸いです。

幕末には高杉晋作と関係が深かった野村望東尼もこの近くに滞在したことがあり、「柳の水」を読んだ句もいくつか残っています。

(掲示板より)平成27年 柳の水を守る会

 

[保全活動] 地元有志による管理
[Google クチコミ] こちら

 

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