【こしょうずの湧水】(福井県の湧水)福井市南野津又町 冷たくまろやかな、地酒「黎明」や名産「河内赤かぶら」を育む名水

[湧水の名称] こしょうずの湧水
[場所] 福井県福井市南野津又町
[言い伝え・概要] 背後にある美山三山のひとつ飯降山(標高884m)のろ過作用により生み出された、適度なミネラルを含む冷たくまろやかさが自慢のこの湧水は、昔から林業者や農業者が仕事の合間に飲用するなど愛されてきました。

平成24年に地域の人々によって整備されてからはツーリングや観光に来た方の休憩場となっています。

この水で作られた米の味は評判が良く、地酒の「黎明」の仕込みにも使用されています。また、この地域の水と土壌は、真っ赤で明るく丸い形の伝統野菜「河内赤かぶら」を育みます。清水を利用した蕎麦も有名で、この国道は蕎麦街道とも呼ばれ、秋にはそば祭りも開催されます。

こしょうずの湧水から50mほど離れた下方には、こしょうずの滝があります。この50mの山道も地元の住民により整備されました。山野草の観察から昆虫たちの観察まで様々な楽しみがあります。水場にはサンショウウオも生息し、その水の清らかさの証にもなっています。

[保全活動]
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出典 「ふくいのおいしい水」の認定について(福井県公式サイト)