【柳の水】(京都府の水汲み場)京都市中京区柳水町 柳の木を植えて日を避けたと伝わる 千利休が茶の湯に使った名水

[名称] 柳の水(やなぎのみず)
[場所] 京都府京都市中京区柳水町77
[言い伝え・概要] この地は,平安時代末期には崇徳院(1119~64)の御所があった所で,清泉があり柳水として有名で千利休(1522~91)も茶の湯に用い,側に柳樹を植え直接陽が射すのを避けたと伝える。

近世初期には,織田信長の息信雄(1558~1630)がこの地に住し,寛永初年に北野五辻に移った後,肥後加藤家京邸となった。

貞享年間(1684~7)以降明治3年(1870)までこの地に徳川御三家の一つ,紀州和歌山藩の京邸があった。この石標は,名水柳の水を示すものである。

なお,この地を柳水町というのは,この柳の水に因むものである。

 

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出典 京都市