【寺の川の泉(サワラの湧き水)】(佐賀県の湧水)伊万里市黒川町横野 樹齢八百年の老杉の根元から出て 並々と池を満たし続ける清水


[湧水の名称] 寺の川の泉(サワラの湧き水)(てらのかわのいずみ・さわらのわきみず)
[場所] 佐賀県伊万里市黒川町横野631
[言い伝え・概要] 岸岳(きしだけ)落城のおりの落人(おちうど)が横野に住み着き、1人が主家一族の霊を弔(とむら)うために出家して乗円(じょうえん)と名乗り、川(泉のこと)のそばに庵寺(あんでら)(浄土真宗(じょうどしんしゅう)横野寺)を建てました。「寺の川」の名前の由来と言われています。やがて寺は廃寺になり、観音(かんのん)堂が建立され、地元の人はもちろん、嫁いで行った人も、産前産後、安産と無事な成長を願って胸当てを子安(こやす)観音菩薩(ぼさつ)様にかけます。そのとき古い胸当てをいただいて子どもにつけると寝冷えをしないと言われています。

湧水は旱魃(かんばつ)でも水量が変わらず、冬あたたかく、夏冷たいので、夏はこの冷水を飲みに来る人があります。「横野名物 荷物にゃならぬ 飲んでお帰り寺の川」という歌があり、生活用水として今も活用されています。

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出典 環境省ホームページ

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