[湧水の名称] | 滄浪泉園(そうろうせんえん) |
[場所] | 東京都小金井市貫井南町3丁目2−28 |
[言い伝え・概要] | 東京の名湧水57選に選定。
この庭園は、明治・大正期に三井銀行の役員、外交官、衆議院議員などを歴任し、活躍した波多野 承五郎(雅号・古溪)氏の別荘の庭園で、小金井市の歴史と共に歩んできた「はけと湧水」をたくみに生かした由緒ある緑地です。 滄浪泉園と言う名の由来は、大正8年、この庭に遊んだ犬養 毅(雅号・木堂)元首相が友人である波多野氏のために名づけたと言われ、「手や足を洗い、口をそそぎ、俗塵(ぞくじん)に汚れた心を洗い清める、清清(せいせい)と豊かな水の湧き出る泉のある庭」という深い意味を持ち、石の門標文字は犬養 毅元首相自筆によるものです。 昭和40年代の開発の波により開発計画が起こりましたが、市民の皆さんの熱心な保存運動により、昭和52年、都市緑地保全法に基づく「緑地保全地区」として指定を受けて東京都が買収し、小金井市が管理する有料の「自然緑地」として残すことができました。 当初は33,000平米余りあったといわれる庭園も今では3分の1程度になってしまいましたが、園内は武蔵野の面影を十分とどめ、野鳥の鳴き声が一年中絶えることなく、こんこんと湧く清水をたたえた池にはカモ等も飛来します。 なお、現在、庭園内は都市緑地法に基づく「特別緑地保全地区」として、木・竹の伐採は規制されています。また、大切な緑や自然のためにも動植物を傷つけたり、指定された場所以外に立ち入ったりすることのないようお願いします。 開園時間午前9時から午後5時まで(入園は午後4時30分まで)休園日毎週火曜日及び年末年始(12月28日から1月4日まで)注記 入園料15歳以上100円
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