【番神水】(神奈川県の湧水)座間市入谷西 日蓮上人の杖で湧出した 街並みを潤す生活用水

[湧水の名称] 番神水
[場所] 神奈川県座間市入谷西1丁目14−3934−10
[言い伝え・概要]  座間公園の南側(円教寺の東側)の段丘下にある祠「番神堂」の裏手から湧き出す湧水で、現在は防火用水や街並みを潤す水として利用されています。

この湧水は、日蓮上人がお経を唱えながら地面を杖で突いたところ、こんこんと清水が湧き出したといわれ、昔から住民の大切な生活用水として、水道が引かれた昭和31年ごろまで利用されていました。

また、生活用水だけでなく、昭和初期頃までは、近くの酒造所が毎年仕込みの時期になると、大勢の杜氏を使ってこの水を木桶で何回も運んでいたといわれています。

この湧水の湧水量は、昭和12年頃に台上が陸軍士官学校(現:
キャンプ座間)の用地になった頃から減少し、今では当時の半分以下になったといわれています。

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出典 湧水ざまマップ