【石神の湧水】(福井県の湧水)越前市大虫町 大昔に割けた石灰岩の岩盤から湧き出る弱アルカリ性の美味しい水

[名称] 石神の湧水(いしがみのゆうすい)
[場所] 福井県越前市大虫町
[言い伝え・概要] 現在は大虫神社の西隣にあるこの湧水は、元々の水源は、もう少し鬼ヶ嶽よりの「石神」という地名にあった。

その場所には、今から千年近く前に、一時期、大虫神社の宮司の舘があり、村人はこの地を石神と呼ぶようになったと言われている。

ここに湧水が出現したのが今から650年程前、大虫神社社記によると、大地震大洪水があり、その時に岩盤に亀裂ができ、その割れ目から水が湧き出したと伝えられている。

昭和29年には大虫集落の簡易水道として使われていたが、平成6年に上水道が完備されたことから、現在の場所まで400m導水をし、大虫神社のすぐ隣に水汲み場として設置された。

[保全活動] 清掃や維持管理を定期的におこなっている。
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出典 環境省・福井県の代表的な湧水