[湧水の名称] | 解雷ケ清水(けらがしょうず) |
[場所] | 福井県越前市千合谷町 |
[言い伝え・概要] | 約1400年前、戦火を逃れ、越前海岸の米ノ浦に流れ着いた百済の王女「自在女」一行は、安住の地を求めて奥へと向かう途中この地を訪れたが、水になかなかありつけなかった。 そこで女王が念じたところ、落雷の響きとともに清い水が湧き出たという。 また、王女が岩を杖で突いて湧き出たとも、王女の馬が岩を蹴って湧き出たともいわれている。いずれにせよ、この清水は、天王川の水源として、今日まで旱魃でも涸れるれることなく湧き続けている。 さらに、昔、疫病が流行したとき、尼さんがこの清水をご祈祷したところ、たちまち疫病がなくなったという話もある。こうした伝説から、人々はこの地に不動明王の社殿を建て、霊水として、また、雨乞いの神として、毎年7月には礼祭を行っている。 |
[保全活動] | 清掃や維持管理を定期的におこなっている。 |
[Google クチコミ] | こちら |
出典 環境省ホームページ