【桜井水】(京都府の湧水)京都市左京区松ケ崎林山 清少納言に伝えられ 紫式部の古歌に詠まれたという 聖なる墓参の供え水

[名称] 桜井水(さくらいすい)
[場所] 京都府京都市左京区松ケ崎林山
[言い伝え・概要] この井泉は清少納言の「枕草子」一六八段に「井は 少將井 桜井 云々」とある桜井にあたるともいわれ自然石で囲った浅い井泉であるが古くより清冽な水は旱魃にも涸れることなく湧き出している。

また一説に白河天皇皇子桜井僧正(行慶)またが後鳥羽天皇皇子覚仁法親王(桜井宮)の旧跡ともいわれているが未だ定かではない。

古歌に

六月ばかり桜井の聖のもとに 生きたりしに鶯鳴きしに
春めける声にきこゆる 鶯は また桜井にすめるなりける

紫式部

とある

井泉の上に 南無妙法蓮華経 桜井水の石碑があるように墓参の供え水とする井泉で聖域となっている。

合掌

(掲示板より)

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