[名称] | 弘法大師の霊水(こうぼうたいしのれいすい) |
[場所] | 石川県小松市三谷町81 |
[言い伝え・概要] | (小松の昔ばなし)
三谷の町は昔からどこを掘ってもかなけ(金気)の強い水しか出ず難儀しておったと。ある夏の日、身なりの貧しいお坊さんが疲れた足を引きずりながら三谷へやって来て一軒の家で「水を一口飲ませて下さらんか」と頼んだ。あまりにもみすぼらしい姿に「ああお前さんにやる水はねえ」と追い払ったと、次の家も次の家でも断られ、最後に村はずれの貧しい家で頼んだと。そこの婆さんが遠い向こうの生水を汲んで飲ませたと。「ありがとう」と言ってもっていた杖を地面に突きさし「ここのに井戸を掘るがいい」と言い残して立ち去ったと、言われた所を掘って見たら美しい水が湧き出たので人々は「ああ、あの坊さんは弘法様やった」とうわさしました。 今も涸れることなくこんこんと湧き出る水を「弘法様の水」と呼んで大切に守っています。 (掲示板より)
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