[名称] | 腹薬清水(はらくすりしみず) |
[場所] | 長野県飯山市寿1410 |
[言い伝え・概要] | かつて、この地方と交易が盛んに行われていた越後に通じる平丸峠沿いにあったため、峠を行き交う旅人や農作業をする人の飲料水としても利用されており、当時の人々の腹痛を治したと言い伝えられていることから、腹薬清水と呼ばれています。
飯山市の西部、顔戸区にある黒岩山の溶岩と崩壊層の間から、出口、卯の花・腹薬と呼ばれる三清水が湧出しています。 腹薬の清水の傍らには、越後の僧釈了重の詠んだ「山賤がはらくすりとて汲む水の田舎めきたる名しもなつかし」という歌碑が建立されています。 古くから地域の飲料水、水田用水等に利用されており、現在でも顔戸地区の水道水として、地域一帯の農業用水として利用されています。また、清冽な水を利用し、山葵も栽培されています。 三清水の湧出量は1 日平均5,000t と想定され、夏でも水温は8~9 度と冷たく、そのまま飲料用に使えることから、地元以外の方も汲みに来ています。 |
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出典 長野県(PDF)