【枕状溶岩と湧水】(新潟県の湧水)佐渡市小木 1300万年前の噴火でできた溶岩の間をゆっくりと流れる湧水

[湧水の名称] 枕状溶岩と湧水(まくらじょうようがんとゆうすい)
[場所] 新潟県佐渡市小木273
[言い伝え・概要] 小木半島の南側、小木町城山から沢崎の神子岩(みこいわ)に至る延長約7kmに及ぶ海岸である。

この海岸線一帯は地震や噴火により繰り返された隆起・沈降の変化の跡を残して複雑な地形を形成しており、玄武岩からなる黒褐色の岩肌と常緑樹林の配合は美しい調和を見せ、独特の景観をもたらしている。

また、学術上貴重な資料も豊富にあり、ピクライト玄武岩質の神子岩を始めとして、数々の海蝕洞や波蝕痕・風蝕痕・奇岩などが海岸線の各所に点在し、巨大な枕状熔岩の集合体も見られる。

枕状溶岩は海底噴火により流出した玄武岩質溶岩が急冷され、枕状に積み重なったものであるが、指定の海岸はこの溶岩の好露頭・奇岩が連続する一帯であり、特に沢崎鼻周辺のものは規模の大きさや質の高さから世界的な地質遺産として注目されている。

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出典 佐渡市公式サイト 佐渡ジオパーク